呉市でなぜ介護タクシーを開業しようと思ったか☆30代前半で決意

こんにちは!

9月に介護タクシーの開業を目指し現在準備中の「介護タクシーてっちゃん」ウェブ・ブログ担当のさとみです。

今日のブログは、なぜ私の主人であるてっちゃんが、今まで未経験の介護職、その中でも介護タクシー事業を自分で始めようと思ったのか。その思いやきっかけについて書いてみようと思います。

 

きっかけは育ててくれたおじいちゃん。

主人には幼少の頃から育ててくれたおじいちゃん、おばあちゃんがいます。

九州男児で少し頑固なところもある男らしいおじいちゃんと、可愛らしい声の優しい雰囲気を持つおばあちゃんです。

そんなお二人が主人の親代わりであり、そのことを主人はとても感謝していますし、主人の曲がったことは嫌いで筋を通そうとするところや、人をむやみに否定したりしない優しさを持つところは、おじいちゃん、おばあちゃんに育ててもらったおかげなんだろうなと思います。

そのおじいちゃんが、3年ほど前に腰を悪くして入院しました。リハビリを頑張り退院し呉市内の自宅に帰る事ができたのですが、腎臓の悪いおじいちゃんは週に3回ほど、透析するために病院に通っています。

ところが、呉市は山に囲まれた街なので昔から建っている住宅は、山の麓を宅地にして建てているところが多くあり、そのようなところは家の前まで車であがれません。

海猿の映画を見た事がある方ならイメージできるかもしれませんが、段差の不揃いな石段を何十段も登らないといけない住宅もあります。

おじいちゃんの家もそのような場所にありますので、透析に通うのは大変です。

退院したあとは、以前よりも足腰が弱りふらつくようになったので、介護タクシーで通院するようになりました。

主人はその時に初めて介護タクシーの存在を知り、興味をもったようです。

日曜日しか休みのない状況では、通院の時に手伝いに行くこともできず、自分を育ててくれたおじいちゃんが困っている時に何も力になれない現状に憤りを感じ、なにか出来ることはないか?どうすればいいか?悩み、自分が介護タクシーを開業することで、今よりもおじいちゃん達の手助けができ、少しでも恩返しができるんではないかと思ったようです。

 

創業に対する主人の真剣さに心を動かされた

私は、主人から自分で事業を始めたいと聞いた時には、正直戸惑いました。

というのも、私の父が小規模ながらも会社をしており、子供の時から両親の苦労をみてきていたので、その大変さや不安定なこともあり、簡単な事では無いと思っているので、この先の生活への不安もあります。

父の会社の経理や事務を全てしている母のように、私が主人を支える事が出来るのかどうかも自信がありませんでした。

そんな私に、普段は口下手な主人が真剣に自分の考えを伝えてくれたり、介護の経験がないからと、介護職員初任者研修の資格を取りに通学する姿をみて、少し安心でき前向きな気持ちになれたので覚悟を決め、今は応援し支える事ができたらなという気持ちです!

 

きっかけは自分のおじいちゃんでしたが、呉市全体でもおじいちゃんのように困っている人が増えてきていることに気づき、生まれ育った地域のためにもなにか役に立てたらと、そんな気持ちも抱きながら、早く開業する事が出来るようにと思っております。